Selamat siang.

バリ島元ホテルスタッフのポッシです。

海外ではじめて行く場所では、チップの相場も渡すタイミングもわかりませんよね。

ガイドブックを見ると、

“バリ島にはチップ文化はない”

なんて書かれていることも….

もちろんバリ島にもチップ文化ありますよ。

というわけで今回は、

バリ島のチップの相場と渡し方、スパ・ガイド・ドライバーにもチップは必要なのかをバリ島のホテルで働いていたポッシが解説します。

Contents

バリ島でチップが必要な場面とチップの相場

バリ島に滞在していると、レストランやホテル、タクシーなどで、

「あれ、チップあげたほうがいいのかな?!どれくらい?」

なんて疑問に思うことありますよね。

行く先々でチップをばらまく必要はありませんが、必要なときに妥当な額のチップをスマートに渡したいものです。

インドネシアの通貨は0が多くて金銭感覚がおかしくなりがちなので、チップの額をしっかり確認してから渡してください。

それでは、チップが必要なケースを場面ごとに見ていきましょう。

ホテルのチップ

ホテルでは、レセプション・ハウスキーピング・ドアボーイなどさまざまな役割のスタッフがいます。

チップを渡すべきときは、

  • カバンを運んでくれたベルスタッフ
  • お部屋を掃除してくれたハウスキーピング
  • レセプションで親切で価値ある対応をしてくれたとき

などです。

また、ホテルに送迎を頼んだときのドライバーにも渡しましょう。

気になるチップの相場はざっくり言うと、

Rp.20,000(約160円)~Rp.100,000(約800円)

です。

ローカルスタッフの感覚だと、

  • Rp.20,000(約160円)→ちょっと少ないな
  • Rp.30,000(約240円)→こんなもんかな
  • Rp.50,000(約400円)→お、けっこう多いな!
  • Rp.100,000(800円)→ヤッター

といった感じです。

基本的に関わる時間がみじかいスタッフにはチップは少額で大丈夫です。

たとえば、ベルスタッフは荷物を運んでもらうだけなので、

Rp.20,000~Rp.30,000(約160円〜240円)

くらいでいいです。

反対に、

レセプションやコンシェルジュへの頼み事で親切丁寧な対応に感謝の気持ちを表現したいときは、

Rp.50,000 ~Rp.100,000(約400円〜800円)

くらいわたしてください。

チップの額を見て「良いサービスができたんだ」とスタッフの励みにもなりますから。

反対に、対応がよくないスタッフには渡す必要はありません。

スパ・マッサージのチップ

つづいて、女性が好きなスパ・マッサージのチップについて見ていきましょう。

マッサージのチップの相場は、

Rp.20.000~Rp.100,000(約160円〜800円)

とお店のランクによって幅があります。

街スパと言われる格マッサージのチップは

Rp.20,000(約160円)

くらいで大丈夫です。

街スパのマッサージ料金自体が800円/90分くらいなのでチップもこれくらいで十分なのです。

反対に、

90分5000円くらいの高級スパだと、

Rp.300,000~Rp.50,000(約240円〜400円)

とチップの相場も高めになります。

基本的にはチップの額は「感謝の気持ち」なので、スタッフの対応で決めてしまっていいと個人的には思いますね。

「親切丁寧な対応でマッサージの内容もよかった。」ときはチップをはずんであげてください。

反対に「なんかイマイチだな~」と思ったらチップは最低額、または無しでもかまいません。

チップの支払いはあくまでもお客さんしだいなので、「はぁ..!」って思ったときはチップをわたす必要はありません。

たとえば、

格安街スパに行ったとき、友達と横並びのベッドでマッサージを受けていました。

するとスタッフ同士がずっと話しながら、しかもたまに爆笑しながら施術されたのです。

ヘラヘラしながらのマッサージなので力も入ってなくて、途中で帰りたくなってしまうほどでした。

こんなときは、

もちろんチップ無し!

が正解です。

「ありえない」と感じる対応にはチップをわたす必要はありません。

ドライバー・観光ガイド、タクシーのチップ

さて、次は観光ガイドやドライバーのチップを見ていきましょう。

チップの相場は

Rp.50,000~Rp.100,000(約400円〜800円)

くらいが目安です。

ガイドや貸し切りドライバーは半日から一日と長時間いっしょのことが多いので、スパよりもチップの相場は高くなります。

半日または一日観光で車をチャーターすると、ガイドとドライバーが二人セットの場合もあります。

そんなときは、

”二人で分けてね”

と言って多めに渡してもいいです。

一人づつ渡してもいいですが、チップの額に差がつけないよう気をつけましょう。

タクシーのチップは長距離でなければお釣りの小銭をわたすくらいで問題ありません。

20分くらいの近距離であれば、

Rp.10,000(約120円くらい)

半日くらいの長距離だったら

Rp.30,000(約240円)

くらいが目安です。

タクシーに乗ったときは、チップを気にするよりもメーターの料金をしっかり確認してくださいね。

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ゴルフのチップ

ゴルフのキャディーさんのチップも相場は高めです。

暑い中がんばってくれたのなら

Rp.50,000~Rp.100,000(約400円〜800円)

くらい渡してあげてください。

ゴルフクラブなどをはこんでくれるスタッフのチップの相場は

Rp.20,000~Rp.30,000(約160円〜240円)

くらいです。

レストランのチップ

レストランでチップを渡すことはあまりありません。

しかし、料理がおいしかったときや、スタッフの親切な対応に感謝の気持ちを表現したいときはチップを渡すのもありです。

このときの相場の目安は、

Rp.30,000~Rp.50,000(240円〜400円)

くらいです。

バリ島場面別チップの渡し方

 

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つづいて、チップのスマートな渡し方をみていきましょう。

チップの渡しかたは多くの場合同じです。

お札は二つ折りくらいで、”ありがとう”といって堂々と渡してあげてください。

お会計のときや、チェックアウトするとき、渡したいスタッフと別れる時にわたすことがおおいです。

お札を小さく折りたたんでこそっとわたす日本人のお客さんが、チップをわたすのは悪いことではないのでコソコソする必要はありません。

ホテルのハウスキーピングの場合

ベッドメイクは外出中おこなわれることがおおいので、ハウスキーピングのスタッフと会うことはあまりません。

なので、部屋のわかりやすい場所にチップを置いておきましょう。

ベッドサイドのテーブルなどがわかりやすいです。

このとき気をつけたいのは、チップ以外のお金を室内に置かないことです。

チップだと勘違いして持って行かれる可能性があるので….

タクシー

 

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タクシーのチップは、料金に上のせする形でわたしましょう。

ドライバーがお金をみて、

”あ、チップくれたんだ”

とわかり”Terima kasih”といってくれます。

たまにですが、”お金多いよ!”と律儀におしえてくれるドライバーもいますが、そんな時は

”Simpan saja”(シンパンサジャ/ とっておいて!)

といってあげましょう。

バリ島でチップを渡すときの注意点

少なすぎるチップは逆効果

バリ島でチップは当り前ではありませんが、チップをもらうことは”良いサービスだった” ことの証しともいえます。

あまりにも少ないチップは失礼という印象を与えかねません。

喜んでもらえたのか、それとも小銭をくれただけなのか…..

レストランなどで会計のあと財布の中の小銭をジャラジャラと渡す人がいますが、これは相手に失礼なのでやめておきましょう。

紙幣でも

Rp.10,000(約80円)以下のお札

は少額すぎるのでチップとして渡さないほうがいいです。

チップは少なすぎても良くないので注意してくださいね。

チップは多くても良くない!相場の範囲内で

”チップは少なすぎても良くない”と書きましたが、多すぎるチップもよくないです。

多すぎるチップが良くない理由は、

  • サービスの低下を招きかねない
  • 気前の良さにつけ込まれて、しつこくされる可能性がある

などが挙げられます。

たとえば、

ヨーロッパのお客さんは、チップに慣れているので気前が良い人が多いです。

チェックアウトのとき”ありがとう、これみんなで分けてね”といって

Rp,1,000,000(約8000円)くらい

渡してくれることもよくありました。

そのようなお客さんがつづくと、スタッフの感覚がマヒしてきて、

”チップ少なかった〜やる気出ない〜”

と相場のチップの額だとがっかりするようになってきます。

お調子者の多いインドネシア人の性格からして、甘やかすのは良くないです。

また、チップの渡しすぎは金銭感覚のちがいを見せつけることにもつながります。

”気前のいい客だ”ということを逆手にとり、しつこく何かを勧められたり、詐欺の被害にあったりなどトラブルにもなりかねません。

興味のないツアーなどをしつこく勧められたらめんどくさいですよね。

しつこくされたときあいまいな態度は良くないのではっきりと”いらない!”と言いましょう。

トラブルの原因をつくらないためにも、チップのあげすぎには注意してくださいね。

まとめ

いかがでしたか。

今回は

バリ島のチップの相場と渡し方、スパ・ガイド・ドライバーにもチップは必要なのかについて見てきました。

バリ島はインドネシアの中でも観光地化がすすんでいるリゾートなので、チップ文化も根付いています。

ちなみに、バリ島ホテルの日本人スタッフの経験から、日本人スタッフにはチップは渡さなくてもいいと個人的に思います。

海外でも、日本人同士だとチップの習慣のない文化を共有しているので受け取りにくいので..

ホテルやスパ、レストランなどで働くスタッフにとってチップは確かにうれしいものです。

でも、チップと同じくらいうれしいものがあるんですよ。

それは、agodaやTripAdvisorなどの口コミサイトに良いレビューを書いてくれるお客さんです。

”すごくよかった、また来たい”、などのメッセージはがんばろうというはげみになるので、サービスの良いお店であれば、チップとレビューの両方をプレゼントすれば喜ぶことでしょう。

Sampai jumoa lagi.