Salamat siang!(こんにちは)

アジアン乗り鉄ティンギです。

インドネシア屋台飯3回目は「サテ」についてです。

「サテ」とはインドネシア料理の串焼きのことで、アヤムゴレンやナシゴレンに並ぶインドネシア屋台飯の定番と言えるでしょう。

もくもくと煙を上げながら焼かれるサテの匂いは食欲をそそります。

ジャカルタに7年以上暮らすわたしにとってサテは珍しいモノではなくなりましたが、最近サテがまた気になり始めています。

どうやらアヤムゴレン、ナシゴレンの類に飽きてきているのかもしれません。

サテの味付けには何種類かあるので、色々なお店で食べ比べてみてください。

ジャカルタのおすすめサテ屋台をティンギーが食べ歩きした動画はコチラです!

それでは今回は、

インドネシア屋台飯第3弾、ジャカルタでおすすめのサテ屋台の場所と行き方、そしてサテの種類と値段・頼み方を在住者目線で語っていきます。

Contents

ジャカルタのサテの種類と味

サテは、材料と味付けによりいくつかの種類があります。

食材は大きく分けて、鶏肉か、羊肉です。

地方によって馬肉やウサギ肉のサテもありますし、ジャカルタ北部には豚肉を使ったサテもあります。

バンドン名物のサテは

sate kelinci

というウサギ肉のサテです。

ここでサテで使われる肉の種類と呼び名を見ていくと、

  • 鶏肉:サテアヤム
  • 羊肉:サテカンビン
  • 馬肉:サテクダ
  • ウサギ肉:サテクリンチ
  • 豚肉:サテバビ

などです。

ジャカルタでよく見かけるのは、サテアヤム・サテカンビン、サテサピです。

日本的に言うと、サテアヤムなら焼き鳥、サテバビなら豚串といったところですかね。

気になるサテの味付けですが、地域により味付けはけっこうちがうし呼び名も変わります。

サテ・マドゥーラ

ジャワ島東部の都市、スラバヤ沖合にあるマドゥーラ島のサテです。

味付けは2種類で、

  • ピーナッツソースとケチャップマニスを混ぜた甘だれタイプ
  • ケチャップマニスに唐辛子、シャロット(紫色の小さい玉ネギ)、トマトを混ぜた辛口タイプ

があります。

ジャカルタでは最もメジャーなサテです。

鶏肉か、羊肉かサテの種類は店によって違いますがネタを選べる店もあります。

値段はジャカルタ市内の屋台だと、10本で

Rp.20,000(約160円)くらい

です。

サテ・パダン

その名前の通り、スマトラ島にあるパダン発祥のサテです。

そう、パダン料理のパダンですね。

パダン料理についてはこちらの記事でまとめています。

パダン料理の特徴や食べ方と注文方法を解説!【ジャカルタ屋台飯】おすすめパダンレストランはどこ?

サテ・パダンの味付けは、カレー味という点が特徴です。

店により味付けはちがうものの、日本のカレーに似たマイルドな味わいで、ご飯を一緒に頼めば

カレーライス+サテ

としても食べられます。

サテパダンで使われる肉は、牛肉や牛タンなど牛が多いです。

多くのサテ・パダンの屋台では付け合わせとしてロントンがありますが、ご飯を付けてカレーライスにしたいというのが日本人のわたしの本音です。

そんなときは、近くの屋台でご飯だけ注文しましょう。

サテ・パダンの値段は屋台で食べれば、

Rp.20000(160円)くらい

です。

この値段で牛肉なので肉の量は少なめです。

サテとして食べるよりも、ご飯といっしょにビーフカレーな感じで食べるのが個人的なわたしのおすすめです。

サテたいちゃん

ジャカルタ発祥の日本風の塩味のサテアヤムです。

つまり焼き鳥ですね。

一説によると、ジャカルタのとあるホテルに宿泊した日本人が夜食で屋台にサテを買いに行ったところ、お店の人に日本式の塩で味付けしたサテアヤムの作り方を教えたのがその由来と言われています。

「サテたいちゃん」の屋台はスナヤン競技場周辺など南ジャカルタにちらほらあります。

「サテたいちゃん」はインドネシア人の間では「白いサテ」と呼ばれる特別なサテなので、

Rp.30000程度(約240円)

とやや高いです。

日本の焼き鳥よりかなり塩を利かせてるので、食べる時は塩分の取りすぎに注意してくださいね。

ジャカルタでおすすめのサテ屋台ランキング(場所と行き方も)

インドネシア サテ 屋台 ジャカルタ ヤルネシアン

ジャカルタ在住者が選ぶおすすめサテ屋台をランキング形式で見ていきましょう。

「ソトマドゥーラ」(サテマドゥーラ)

インドネシアガイド本の「薄っぺらいジャカルタの紹介ページ」に掲載されるくらい有名なインドネシア料理レストランです。

ソト・マドゥーラの場所は、

  • 通勤鉄道ジュアンダ駅から徒歩10分くらい
  • トランスジャカルタのペチェノンガン停留所からすぐ

の場所にあります。

メイン料理は東ジャワのスープ料理「ラウォン」ですが、店名にマドゥーラとあるように、サテマドゥーラもあります。

アヤム又はカンビン、味付けも甘口と辛口から選べます。

数年前までは、ビールビンタンを扱っていたので日本人の間で人気がありましたが、今はビールは置いていません。

サテだけではなかなか満腹にならないので、メインディッシュのラウォンと一緒に食べるのがおすすめです。

「テベット駅前の屋台」(サテパダン)

おいしいサテパダンはパダン料理の屋台で食べるのが一番です。

目の前で焼いたアツアツのサテがいいですね!

日本のカレー味のタレがおいしいのもサテ屋台の特徴です。

このような観点から私のおすすめは、

通勤鉄道テベット駅前の屋台村の屋台

です。

駅から歩いて1分の屋台街で、電車を見ながら食べるカレーライス(笑)は絶品です。

場所は、テベット駅の大きい改札を出て直進して歩道橋の下あたりのおばちゃんがやっている屋台です。

ただし、土日は屋台村が営業していないのでご注意を。

あ、屋台なので営業時間も18時からと遅いです。

辣妹子(サテカンビン)

番外編になりますが、中華街マンガブサールにある四川料理店

辣妹子(Lac Mei Che)

のサテカンビンが意外においしいのでご紹介します。


「辣妹子」(Lac Mei Che)の行き方は

  • 通勤鉄道マンガブサル駅からコタ行きのアンコタで7~8分
  • トランスジャカルタオリモ停留所から徒歩7~8分の場所

にあります。

サテカンビンをはじめ、サテアヤム・サテバビもメニューにあります。

中華レストランだけあって、味付けが独特で肉が大きくてジューシーです。

スパイスで仕上げているので羊の臭みも少ないです。

ここのサテも店の前で焼いていて、夕方以降しか注文できません。

おいしいですが、

一皿Rp.88000(約700円)

とインドネシア価格にしてはかなり高いです。

その他のおすすめサテ屋台

ジャランジャクサのサリナ側入り口あたりにサテの屋台がたくさんあります。

その脇には、中華系の人々でいつも繁盛している

サテラモンガン・ジャヤアグン

もあるので、色々食べ比べるのもいいでしょう。

屋台の場所はわかりにくいですが、

トランスジャカルタのサリナ停留所から徒歩5分ほどの場所で、ジャカルタ最古のモール「サリナ」の前なので旅行者でもわかりやすいです。

サテの頼み方と食べ方

サテ インドネシア料理 屋台 ジャカルタ ヤルネシアン

屋台のサテの注文方法を見てみましょう。

屋台の場合、肉の種類も味付けも基本的に一種類なので、

  • サテの本数
  • その場で食べるか持ち帰るか

を伝えればOKです。

また、主食がごはんか、ロントンか選べるお店もあります。

サテ一皿は屋台では10本で、基本的にバラ売りはしていません。

注文を受けてから炭火で目の前で焼いてくれるお店がほとんどです。

メニューのあるレストランでは、普通にメニューから選んで注文するだけです。

食べ方は、串が短いのでそのまま食べてください。

日本の焼き鳥のように肉を外して食べる人はいません。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、インドネシア屋台飯第3弾ということで、ジャカルタでおすすめのサテのお店の場所と行き方、そしてサテの種類と値段・頼み方など見てきました。

サテと一括りで言っても、その種類は様々です。

サテといえば、タレがメインで肉はおまけのような感じのお店が多いですが、中にはしっかりした「串焼き」として出してくれる店もあります。

普段、あまりサテを食べない私ですが、ジョグジャカルタで食べた「パッポン」のサテカンビンが忘れられないくらいおいしかったです。

(バンコクのゴーゴーバーがある通りと関係ありません)

Sampai jumpa lagi!(それではまた)