Selamat siang!(こんにちは。)

バリ島在住のAyyyyです。

バリ島在住のイスラム教徒のインドネシア人と2019年1月に結婚し、その直後に子供も授かり日本で出産。

現在、家族3人でバリ島で暮らしています。

昔からなんとなく国際結婚に憧れていたのですが、いざ結婚してみると様々な手続きや結婚式の準備などまあ大変でした。

夫はイスラム教徒なので、結婚するにあたって私もイスラム教徒へ改宗しなければなりませんでした。

日本人にとって馴染みのないイスラム教徒。

  • 「イスラム教って過激そう。」
  • 「イスラム教ってなんとなく怖い」

というイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。

※バリ島のイスラム教の改宗の儀式や結婚式の動画はこちら

今回は、

バリ島でインドネシア人と国際結婚してイスラム教徒になってわかったこと、そして出会いとバリ島での子育てなどインドネシア国際結婚の現実についてお話しします。

Contents

インドネシア人男性との結婚式の手続き

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イスラム教徒のインドネシア人男性と結婚するには、たくさんの手続きが必要です。

結婚の手続きや結婚式に関してはすべて

宗教事務所(KUA)

で手続きを行います。

まず、私たちが最初に行ったのは、私の改宗の儀式です。

モスクで2人のイスラム教徒の男性の前で、信仰告白をして入信証明書をもらいます。

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次に必要書類集めです。

これはインドネシア人の夫がそろえてくれたので、私はほとんど何もしていません。

必要書類は、

  • 夫の住民カード(KTP)と家族カード
  • 私のパスポートのコピー
  • 夫の両親、証人の住民カード、
  • 入信証明書

などです。

必要書類は場所によって違うようなので、最寄りの宗教事務所で確認されることをおすすめします。

無事書類を提出すると、結婚の申請が受理される前に2日間宗教事務所でイマーム(イスラム導師)から結婚についてのお話しがありました。

ながーいイマームの話(笑)の後、2日目にようやく結婚の申請が受理されます。

結婚の申請が受理されたら、いよいよ結婚式の日を決めて結婚式の準備に取りかかります。

結婚式はKUAが指定するイマーム立ち合いのもと行われ、ここでやっと

婚姻証明書(Buka Nikah)

が発行されます。

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私たちは、夫の実家にイマームに来てもらい結婚式をあげました。

モスクや宗教事務所で結婚式を挙げる人もいるみたいです。

無事バリ島で婚姻証明書が発行されたら、今度は日本で婚姻届けを提出しなければなりません。

大使館、もしくは日本へ帰国した時に婚姻届けを提出します。

結婚後3カ月以内に提出する必要があるので、すぐに帰国できない人は大使館での提出になります。

この婚姻届提出する時もたくさんの書類の準備が必要です。

  • 日本の婚姻届
  • 日本で発行される結婚要件具備証明書
  • 戸籍謄本
  • 免許証のコピー
  • インドネシア人の住民カード
  • 婚姻証明書の日本語訳

などです。

必要書類については大使館のHPに載っていますし、大使館へ行けば詳しく教えてくれます。

このように婚姻届を提出すれば婚姻成立する日本と違い、インドネシア人との結婚には相当の時間と手間がかかるんです。

日本人女子がイスラム教徒に改宗して感じたこと

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結婚を機にイスラム教へ改宗したわたしですが、自分がイスラム教徒であるという自覚は正直あまりありません。

決して、イスラム教を信仰したくないということではないのですが、宗教を信仰するということ自体どのようなものか分からないのです。

日本人のほとんどは仏教徒ですが、正月に神社に初もうでに行ったり、神社で結婚式を挙げたり、クリスマスを祝ったりと宗教に関してかなりゆるいです。

生まれてから今まで自身の宗教を信仰し、絶対的な存在の神様を崇拝するということをしたことがなかったので宗教を信仰するという感覚が分からないのです。

しかし、私の改宗の儀式の時に儀式に参加してくれた女性(私も夫も知らない女性)が涙を浮かべて「ありがとう」と私の元に来てくれました。

その涙を見たとき、イスラム教に関して無知な自分、生半可な気持ちで改宗の儀式を受けている自分をとても情けなく感じてもっとイスラム教について勉強しようと心から感じました。

今まで宗教を信仰したことがなかったので、イスラム教を信仰することができるのかどうか分からないものの、宗教について知ることがまず大切だと思いました。

私の夫にも正直な私の気持ちは伝えていますし、夫にも「step by step」と言われ、少しずつイスラム教について勉強しています。

※バリ島のイスラム教の改宗の儀式や結婚式の動画はこちら

インドネシア人男性との国際結婚の出会いと結婚までの流れ

昔からあこがれていた国際結婚。

私と同じように国際結婚したい人はたくさんいるのではないでしょうか。

ここでは、私とインドネシア人の夫の出会いから結婚までの馴れ初めをすこしお話ししたいと思います。

私と夫の出会いは

バリ島のライブハウス

でした。

一人旅でバリ島に来ていた私は夜ふらりとバーに立ち寄りました。

そこでロックミュージックのライブをやっていて、そのライブで演奏していたのが夫です。

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もともとロックミュージックが好きなので、ライブ中ステージの近くで演奏を聴いていました。

ライブ終了後に一人で飲んでると、夫の方から話しかけてきました。

大勢の欧米人の中に紛れているアジア人女性が気になったみたいです。

夫は元々日本が好きだったので音楽の趣味も合うしすぐに意気投合。

数回2人で遊んだ後、お付き合いがスタートしました。

交際中は、日本とインドネシアの遠距離恋愛。

私の仕事は比較的休みを自由にとることができ、1カ月程の長期休暇も可能だったので私がバリ島に遊びに行くことが多かったです。

お互い結婚を考える歳だったこともあり、結婚までとんとん拍子に話が進みました。

家族や友達からは「東南アジアの人だけど、大丈夫?騙されてない?」と何度も言われたので、少し不安になってしまいましたが

「もし騙されていたとしても、その時はその時。何とかなるでしょ。」

と深く考えるのを止めました。

そして、現在、夫、子供と3人で楽しく暮らしています。

文化の違いや、言葉の壁、どちらの国で住むのか、ビザはどうするのかなど、国際結婚には様々な障害があります。

正直「面倒くさい!」って思うし喧嘩になることも多々ありますが、最終的には相手の事が好きだから乗り越えようと思えるし乗り越えることで夫との絆も深まっていくのかなと思っています。

バリ島での子育てのメリット・デメリット

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現在、私たちには生後5カ月の息子がいます。

日本で出産後、息子が生後3カ月になってからバリ島へ渡航しました。

バリ島で子育てをして約2カ月たちましたが、私が思うバリ島での子育てのメリット・デメリットをお話ししますね。

バリ島子育てのメリット

子育てはみんなで

息子は、家族はもちろん近所の方からも可愛がってもらっています。

私が用事がある時はみんな率先して息子の面倒を見てくれます。

日本だと、近所の人に子供を見てもらうなんて想像もできませんよね。

近所の子供も突然家に遊びに来るし、いつも賑やかで楽しく子育てができています。

日本以外の国の人との関わりが持てる

バリ島は世界でも有数のリゾート地なので世界中から来るたくさんの観光客でいつも賑わっています。

息子を連れて歩いていると、必ず話しかけられます。

いろいろな国の人と関わることで、多様な価値観や人種の違いを肌で感じさせてあげられます。

英語を習得することができる

日本にいると、日本語オンリーの生活になってしまいますが、バリ島ではインドネシア語に加え、英語を話せる人も多いので自然と英語と触れ合う機会が多くなります。

年齢が低いほど語学の習得は早いのでトリリンガルも可能!?

特に英語を話せると、将来インドネシア、日本以外で活躍する道を作ってあげる事ができるので、できるだけ英語と触れ合う機会を作りたいなと思っています。

バリ島子育てのデメリット

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日本語の習得が難しい

バリ島に住んでいると、日本語でのコミュニケーションは私とだけになってしまいます。

ローカルの学校に通うと生活の中心が現地の言葉になってしまい日本語の習得が難しくなります。

日本の私の家族や親戚とコミュニケーションが取れるくらいの日本語は習得してほしいので、親の私が頑張るしかありません。

医療機関がやや脆弱

もちろん、バリ島で安心して受診できる医療機関はたくさんあります。

しかし、日本の病院のクオリティーを求めることはできません。

病院が不潔だったり医療水準が低かったりと、自分の事だと我慢できることでも子供のこととなるとやや神経質になってしまいます。

今は信頼できる病院を見つけたので、病気の時や予防接種はその病院を受診しています。

信頼できる病院を1つ見つけることはバリ島子育ての必須条件です。

水が汚い

食事・食器を洗う・洗濯・お風呂など生活には水が必要です。

日本とちがってバリ島は水道水が汚いので免疫力の低い赤ちゃんに水道水を使うのはどうも気が引けます。

息子は、バリ島に来て、1カ月の間に2度も発熱、下痢、嘔吐で病院にかかりました。

しかし、現地の子供はこの水で元気にすくすく成長しているので耐性がつくのかも…。

今は、できるだけウォーターサーバーの水を使うようにしているのでコストがかかるのが難点です。

※バリ島のイスラム教の改宗の儀式や結婚式の動画はこちら

まとめ

今回は、インドネシア人と結婚してイスラム教徒になり感じたことやバリ島での子育てについてお話しました。

国際結婚は乗り越えなければいけない壁がたくさんあります。

文化、価値観、宗教の違いを受け入れることは難しいですが、理解しようとする姿勢が大切だと思っています。

慣れないバリ島での子育ては大変ですが、家族、知り合いが必ず助けてくれます。

南国ののんびりした雰囲気で、おおらかな気持ちでのびのびと子育てできることは子どもにとってもたくさんのメリットがあると思います。

これから、国際結婚をする人、インドネシア人と結婚する人、イスラム教が気になっている人のお役に立てればな、と思います。